マーベル作品を中心にしたイラストレーター、デザイナーとして活動しているアーティストのアディ・グラノフ氏。
主な代表作として、『アイアンマン:エクストリミス』シリーズや映画『アイアンマン』シリーズ、
『アベンジャーズ』『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』『ブラックパンサー』の
コンセプトデザインなどを手掛けています。
今回、アディ・グラノフ氏とホットトイズのコラボが実現!
【アーティスト・コレクション DIECAST】『アベンジャーズ・メカニカル・ストライク』
フィギュア ブラックパンサー
本作についてお話を伺いました。
- ホットトイズとのコラボレーションでご自身の作品がフィギュアになることについて、どんなお気持ちですか?
とてもワクワクするプロジェクトですね。
私自身、少なくとも15年間はホットトイズのフィギュアを集めてきました。
それに、自分が関わったMCU作品のフィギュアはほとんど持っています。
なので自分が直接ホットトイズのフィギュアのオリジナルデザインを手掛けるというのは、本当に特別なことです。
- 『アベンジャーズ・メカニカル・ストライク』ブラックパンサーのデザインでは、何がインスピレーションになりましたか?
製作過程についてお聞かせください。
今回のデザインは非常に挑戦的でした。
大きくてパワフルなメカというまったく新しいシルエットに、
これまでのコミックや映画で確立されてきた視覚的要素をたくさん取り入れたかったのです。
ブラックパンサーはとても強靭な肉体を持っているので、従来のメカニカルなキャラクターデザインに
躍動感と彫刻のような形式を取り入れ、筋肉やバネのある肉体造形を作ろうと努力しました。
そのバランスを探るのはとても面白かったです。
- このブラックパンサーのデザインで、何が最も気に入っていますか?
私はすべてのデザインにおいてテーマを持たせ、あらゆる要素が全体の一部として見えるように心がけています。
今回は特にそれが成功したと思っています。
フィギュアの頭部で表現したものが、腕、胴体、脚の全身まで伝わっているという感覚です。
このような出来になり、非常に満足しています。
全体的な佇まいや姿勢から、力強さが伝わってくるのが気に入っていますね。
そういった感覚は、先ほど述べたような筋肉質な肉体造形から来るもので、本当に力強いオーラを漂わせていると思います。
- あなたの作品を元にしたフィギュアをポージングする際、ファンにはどのような体験をしてほしいですか?
まるでそのキャラクターが本当に存在するかのように感じてほしいと思っています。
ホットトイズは本物のようにキャラクターを忠実に再現した素晴らしいフィギュアを作っているので、
このブラックパンサーにも同じような感覚を持たせたかったのです。
子供のおもちゃではなく、ホットトイズのフィギュアとして作られるのにふさわしい、考え抜かれたデザインを目指しました。
- 次はどのヒーローでホットトイズとコラボレーションしたいですか?
今までデザインを手掛けてきたマーベルのキャラクターから、たくさんやってみたいですね。
もちろん私の代表作として知られているのはアイアンマンですので、
ホットトイズのためにオリジナルのデザインをできたら最高です。
アイアンマンとウォーマシンのデュオとかかな。
ソーとキャプテン・アメリカも良いと思いますが、X-メンでもやってみたいキャラクターがたくさんいます。
特にウルヴァリンは兼ねてからのお気に入りなので。
それから、ヴェノムもすごくやってみたいです!