小島プロダクションとホットトイズは、どちらもこだわりが強いかと思いますが、企画を進めてみて、いかがでしたか？また、どちらのこだわりが強かったですか？

私達は、コスチュームを実物の宇宙服のような素材感にこだわりたかったので、造形ではなく生地を使用した縫製でお願いしました。出来上がりは、文句なしの完成度です。塗りでは表現できないラバーやナイロンの質感も再現されているし、特にザ・ボスのシルバーの素材感はイメージそのままなので、かなりこだわって縫製されているなと感じましたね。

顔部の造形の打合せの際に、フランクさんが「顔部の監修は一発でいける！」とおっしゃいましたが、「さすがにそれは無理じゃないの・・・」と思ってたら、完成度がとても高かったのでビックリしました（笑）。似てるし、イメージもかなり良いです。ホットトイズは、顔に関するこだわりが特にすごい。フィギュアは「顔が命」ですからね。

マガジンの取り外しやブローバックが可能といった、ミリタリーアイテムを得意とするホットトイズならではの技術力で再現された拳銃のトリックあるギミックをご覧になってみていかがですか？

贅沢言うと、マシンガンのフィードカバーの中までもう少し作り込んで欲しかったな～（笑）。けれど、銃器に関しては、ホットトイズにはこれまでのノウハウがあるので、安心してお任せできましたね。

ホットトイズに製品化して欲しい次の『メタルギア』のキャラクターは？

ザ・ボス以外では・・・これから進行する"あのキャラ"です。

『メタルギア』以外だと、ホットトイズの10周年イベントで発表されていた『キャプテン・ハーロック』が気になります。あと、マイケル・ジャクソンもすごく良い。あのクオリティで、ジャッキー・チェンやサモ・ハン・キンポーなんかもあったら嬉しいな（笑）。

あの10周年イベントのパーティー会場で桂正和先生や韮沢靖先生とお話しできたし、その他のアーティストさん達とパーティーの後も飲みに行って、たくさんの造形話もできてプラスになりましたね。

最後に、ファンへメッセージをお願いします。

ホットトイズならではの造形になっているので、ホットトイズファンの方ももちろん安心していただけます。まだホットトイズ製品を手にとったことがない方は、素材感にこだわった、他のフィギュアにはないリアリティーを楽しんでください。